史上初の馬の町長が誕生…動物だけが立候補する、アメリカの町長選がすごいと話題に 「重要なすべての行事に参加」
大統領選を彷彿させる? 新たなリーダーシップに期待
ザ・フリー・プレスによれば、動物の選挙戦はリアルな選挙の縮図でもあったという。選挙運動期間中には、2021年の選挙でガチョウの侵入を防ぐために「壁を作る」と公約した犬の候補が、移民排斥論者ではないかという議論が噴出。また、このところ公の場で寝てばかりの現職のロージー町長(8歳)が、2期目出馬には歳を取り過ぎではないかという健康不安説も出ていた。 動物の町長は単なる見世物だと言う人もいるが、歴史協会の指針では、町長は「重要なすべての行事に参加する」ことになっており、地域集会、祭典、公共行事などが含まれるという。 ザ・フリー・プレスによれば、馬が集会に参加できるのか、そもそも建物の中に入れるのか、という声もあり、馬の市長がどのように機能するのかは誰も分からない。しかし、ラッキーの馬主でありキャンペーンマネージャーでもある、キャサリン・エリザベス・ボスコ氏は、馬はとても癒し効果があるとし、ラッキーのリーダーシップがコミュニティに変化をもたらすかもしれないと主張。少なくとも新町長は誰かを引っかいたり、シャーと威嚇したりすることはないと断言している。
文:山川真智子