幼児向け雑誌の付録に「AEDのおもちゃ」 形も音声も本物そっくり 売り切れになる書店も
RKB毎日放送
付録に「AEDのおもちゃ」を採用した幼児向け雑誌の売れ行きが好調です。 組み立てるのに約1時間かかるほど実物を充実に再現したAED。 【写真を見る】幼児向け雑誌の付録に「AEDのおもちゃ」 なぜ、AEDが付録になったのでしょうか。 ■「幼稚園」最新号 福岡市早良区にある「くまざわ書店」。 小学館が発行する幼児向け雑誌「幼稚園」の最新号の売れ行きが好調だといいます。 くまざわ書店 福岡西新店 生田将吾 店長「AEDが付録になっていてかなり売れ行きがよくて7割8割売れました。小さいころからこういう風に触れて頂くことで、いざという時に使えるのではないかと思います。」 ■医療機器メーカーとコラボ 最新号の付録は、医療機器メーカーの「日本光電」とコラボした、「おやこで!AEDたいけんセット」。 実物とほぼ同じ大きさのおよそ25センチ。 電流は流れず命を救うことはできませんが、レバーを引くと蓋が開くギミックや、スイッチなどのデザインは本物に合わせて忠実に再現されています。 ■「音声も本物をお借りした」 小学館「幼稚園」付録担当 今村祐太さん「本物のAEDの音声をお借りして、幼児でも聞いて出来るような編集をしてもらいました。」 パットを青いシートから剥がして右胸と左脇腹に貼って下さい。直ちに胸骨圧迫を始めて下さい。 小学館「幼稚園」付録担当 今村祐太さん「作るのにたぶん1時間以上はかかるかなと思っていて。ただ、その分のクオリティに僕らも妥協していないので、完成した後、きっとお子さん達も『パパすごい』『ママすごい』と、作った人をまず尊敬できる。」 ■見たことある子供も少ない 一部書店では売り切れが出るほど、大きな反響を呼んでるという今回の付録。 ではなぜ、幼児向けの雑誌にAEDを選んだのでしょうか? 小学館「幼稚園」付録担当 今村祐太さん「AEDを見たことある子も少ないし、かつ親も知っている人、知らない人が半々だなということで、お医者さんごっこの延長線ぐらいの感じで遊んでいただけると嬉しいなと思います。」