【野村克也の本格野球論】主題「春季キャンプ」
絶好調のキャンプで人生初の門限破り
キャンプで、監督は常に目配り、気配りをしなくてはいけない/写真=BBM
毎年、この時期が来ると、プロ入り3年目(1956年)のハワイキャンプを思い出す。南海ホークス球団史上、初の海外キャンプ。私は前年、二軍暮らしながら、「ブルペンキャッチャーが必要だから」と二軍の監督に推薦され、参加した。 当時は今と違い、海外旅行など夢のような時代。二軍のみんなにはうらやましがられたが、いざキャンプが始まってみれば、昼はブルペンでピッチャーの球を受け、夜は・・・
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週刊ベースボール