ディミトリー・ビボル vs アルツール・ベテルビエフ:WBC会長が実現の可能性に言及 | ボクシング
ライトヘビー級4団体統一戦が実現する可能性について、WBC会長が言及した。
WBC会長のマウリシオ・スレイマン氏が、ライトヘビー級のWBA王者ディミトリー・ビボルと3団体統一王者アルツール・ベテルビエフの待望の統一戦について現状を語った。 2人の王者は今年のラマダン後に対戦する準備を整えており、双方が戦いを望む中でサウジアラビアが候補地として浮上している。 ベテルビエフは今月カナダでカラム・スミスを倒して王座を防衛しており、ビボルは昨年12月にサウジアラビアで行われたイベント「Day of Reckoning」でリンドン・アーサーに判定勝利を収めている。 両選手ともに4団体統一戦を自然な次の一歩と考えているようだが、『Sky Sports』の取材に応じたスレイマン氏は、正式な進展はほとんどないと語った。 「試合に関する認証要求はまだ受け取っていない。受け取る前から話を進めるのは憶測が先行しすぎる」とスレイマンは述べた。「すでに一部メディアが報じているので、プロモーターに連絡を取る予定だ」 指名挑戦を巡る規定を緩和する必要があることに関して、スレイマン氏は「それによって特別なファイターには例外的な地位が与えられ、(4団体統一王座の維持が)可能な状況を創出していく余地が出てくる」とコメントを加えた。 「ファンやメディアはアンディスピューテッド王者を望んでおり、それは正しいことだ。最高の選手が誰かを見極めたいだけの話だ。ボクシングには4つの主な組織が存在し、それぞれ異なる構造がある。プロモーターや放送網などの障壁などが、時として統一王者がベルトを1つ、2つと失う原因になる」 「だが、類稀な業績を成し遂げた偉大なチャンピオンには、より大きなスケールや異なる視点から評価されるべきだということに関しては賛成の立場だ。偉大な業績を実現するには多くの年月が必要なものだから」 「だが、実際のところは状況を見守るしかない」
Alexander Netherton