森坂は、鼻骨骨折の疑いでTKO負け。悔しい表情で最後の挨拶をした

6月23日に東京・後楽園ホールで開催の『Krush.162』において松本海翔と引退試合を戦い、鼻骨骨折の疑いでTKO負けとなった森坂陸が、昨日25日、自身のSNSで手術後の顔の画像を投稿した。 【フォト】鼻骨手術後の痛々しい姿、鼻にパンチをもらうシーン 　森坂はムエタイ仕込みの蹴り技とバックブローなど回転技も得意とするトリッキーなファイトスタイルで観客を魅了し、23年3月に玖村修平とタイトルマッチで勝利。10月の防衛戦で篠塚辰樹に判定負けを喫し、引退を表明。今回の松本戦が引退試合となっていた。 　17歳の松本は3戦3勝（1KO）と負けなしで、K-1アマチュア全日本-55kgで優勝しているホープ。森坂は計量後の会見で「このリングはそんなに甘くないと教えてあげたい」と新鋭の松本を挑発していたが、松本は「覚悟が決まっていなかったら、ここに来ていない。何を言ってんやろなと。最後は、悔しい気持ちでリングを降りてほしい」と返して盛り上がった。 　試合は、森坂がパンチから左右のバックブローで攻める展開。だが松本は、バックブローを被弾する場面もあったが、ほとんどブロックしていた。そして松本は、右から左ストレートを何度も直撃させると森坂が鼻から出血。ドクターチェックが入るも、試合は続行されたが、2R終了時に森坂の鼻骨骨折の疑いでTKO負けが宣告された。 　森坂はリング上で「鼻が折れたみたいです。松本選手は、思ったよりも強かったです。対戦してくれてありがとう。セカンドキャリアでも、トップ目指して一番を目指します」と最後の挨拶をした。 　そして、昨日25日に鼻を手術したようで、森坂は鼻をテーピングで固定した姿の画像を投稿し、「手術おわり～。クソ痛かったし今もクソ痛い。息しずらいわ。入院にならなくて良かったー」とコメント。最後の最後で、悔しい思いをしてリングを降りることになった森坂だが、もう現役には未練がない様子。おそらくリング上の姿と同じように、次のステージでもチャンピオンになってくれることだろう。 　なお、森坂は今年7月末に東京・原宿に お菓子系を売りにした原宿の隠れ家『Blue Butterfly 【原宿シーシャ】』（東京都渋谷区神宮前4丁目26-27 ルシード神宮前3F）をオープンする予定とのこと。ぜひ、お立ち寄りを。