GMT時計のおすすめ5選 ロレックス、グランドセイコー…海外旅行で光る24時間針
アクティブな大人の腕を洒脱に彩るダークレッド グランドセイコー「スポーツコレクション キャリバー9R 20周年記念限定モデル」 日本の高度な技術力と美意識を凝縮した真摯なウオッチメイクにより、今や世界中に熱狂的なファンが存在するグランドセイコー。スプリングドライブはその主力のムーブメントの1つです。機械式時計同様にゼンマイを駆動力としながら、クオーツと同等の高精度をかなえたセイコー独自の画期的なムーブメントです。 こちらのGMTウオッチは、グランドセイコー専用設計のスプリングドライブ、「キャリバー9R」系の誕生20周年を記念した限定モデルです。目を引くカラーリングは、スプリングドライブムーブメントが作られる「信州 時の匠工房」から望む穂高連峰の険しい山肌が、夏の鮮やかな朝焼けであらわになった情景を表現したものなのだとか。 赤い文字盤の時計はポップな雰囲気になりがちですが、渋めのダークなレッド、そして黒のセラミックベゼルの引き締め効果もあり、今らしいビズスタイルのアクセントにぴったりです。GMT針を、その他の針やインデックスと同じシルバーにそろえたところもシックに見えるポイントでしょう。 搭載するのは、自動巻きスプリングドライブにGMT機構を追加したキャリバー9R66。時針を単独操作できるムーブメントです。ベゼルは24時間目盛りを刻んだ固定式ですが、このモデルは文字盤の外周部分にも小さく24時間目盛りをあしらい、なおかつ昼と夜の時間帯をバイカラーで色分けしているため、GMT針が示す第2時間帯を視覚的に読み取りやすいのが特徴。こういう細かな気配りもさすがグランドセイコーですよね。
世界初の機構を備えたミニマルを極めたGMT パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF GMT ラトラパンテ」 パルミジャーニ・フルリエは、歴史的時計の修復で名をはせ、神の手を持つとたたえられたミシェル・パルミジャーニ氏が1996年にスイス・フルリエにて創設したブランド。時計製造の全ての工程をグループ内で行える生粋のマニュファクチュールです。最近はスポーティーとエレガンスという相反する要素をピュアなデザインにまとめ上げたモデルにも注力しており、日常的にラグジュアリーウオッチを着用したい方々に好評を博しています。 「トンダ PF GMT ラトラパンテ」も、そんなパルジャーニ流のラグスポともいえる研ぎ澄まされたデザインが特徴。GMTウオッチは目盛りで煩雑なデザインとなりがちなのに、とてもミニマルで美しい盤面となっています。 GMT機能の使い方も驚くほどシンプル。この時計は2本の時針を持ち、それが通常は重なっています。GMTウオッチとして使いたい場合、8時位置のプッシュボタンを押すことで上側のローカルタイム用の針が1時間ずつ進み、下側のローズゴールドの針がホームタイムとして残るという仕組み。 もっともこのようにプッシュボタンで1時間ずつ時針を進ませるGMTウオッチは他にもあります。今作がすごいのはここから。第2時間帯の表示が不要になったら、リューズと同軸のプッシュボタンを押すとローカルタイム針が瞬時にフライバックしてホームタイム針と重なるんです。GMTウオッチでこういうフライバック機構を持つのはもちろんこれが世界初!超絶技巧を奥ゆかしいデザインに封じ込めた、ここでしか作り得ないGMTウオッチです。