GMT時計のおすすめ5選 ロレックス、グランドセイコー…海外旅行で光る24時間針
■GMT時計 おすすめ5選
手元をクールかつ格調高く彩る新鮮なコンビネーション ロレックス「オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ」 GMTウオッチと聞いて、誰もが真っ先に思い浮かべるのがロレックスのGMTマスターだと思います。こちらはジェット旅客機による空の旅がいよいよ盛んになりつつあった1955年に誕生したシリーズ。後にパンアメリカン航空の公式時計として採用され、その実用性の高さから広く国際線パイロットたちのステータススウオッチとして人気を博すようになりました。時のセレブリティーにも愛され、とりわけ昭和の名優、石原裕次郎さんが青×赤ベゼルのモデルを公私とも着用していたことを記憶する年配の読者も多いでしょう。 ちなみに1955年から1999年頃まで発売されたGMTマスターと、1982年から現在まで続くGMTマスターⅡでは性能や操作方法が異なります。なかでも一番の違いは、前者は時針とGMT針が常に連動し、後者は時針のみの単独操作可能という点にあります。 ここで紹介したのは、GMTマスターⅡから昨年発表された新作。GMTマスターⅡの両方向回転ベゼルは過去多彩な色バリエーションが作られましたが、グレー×ブラックのクールなカラーコンビネーションはこれが初。外装のステンレス×ゴールドと相まって、傑作GMTウオッチをぐっと洒脱(しゃだつ)に見せていると思いませんか? このベゼルは最近のGMTマスターⅡと同様にセラミック製で、美しい色合いや光沢が保たれるのが特徴。ブレスレットがヴィンテージのGMTマスターを彷彿(ほうふつ)させるドレッシーなジュビリータイプということで、華やかなシーンにもバッチリです。ロレックスはなぜかオールステンレスモデルのほうが人気が高かったりしますが、大人の格をさりげなく見せつけるには絶好の1本です。
クラシックなスーツになじむ正統ドレス顔の金無垢GMT ロンジン「ロンジン マスターコレクション GMT」 昔から数多くの歴史的フライトを支えてきたことで知られるロンジンは、GMT機構も早くから手がけています。1908年にはすでにオスマン帝国向けに2つのタイムゾーンを示す懐中時計を開発し、1925年にはその機能を盛り込んだ腕時計を発表しています。 こちらはそんなGMTウオッチのパイオニアが放つ、ドレッシーな新作です。旗艦コレクション「ロンジン マスターコレクション」の中でも、とびきりハイエンドなモデルとして限定本数で販売されるもので、リッチな金無垢(むく)素材を採用することで、ロンジンらしいエレガンスが際立って感じられます。 シースルーバックから鑑賞できるロンジン独自のムーブメント、キャリバーL844.5は、すでにロンジンの多くのGMTモデルに搭載され、高い評価を得ているもの。今作は24時間目盛りを回転ベゼルではなく、文字盤外周のリムに配したため、3つ目のタイムゾーンまで把握することはできませんが、だからこそ正統派のドレス顔が崩れておらず、そこをかえって好む人は多いでしょう。上等なスーツやフォーマルなスタイルに映えるGMTウオッチとしておすすめです。