まるでメロンパン 和歌山県田辺市でキノコ「ノウタケ」発生
夏から秋へと変わりゆく紀南各地で、さまざまなキノコが発生している。 和歌山県田辺市長野の会社員、那須明代さん(64)はこのほど、自宅敷地内の花壇で、真っ白な球体のキノコ「ノウタケ」を発見した。 【沿岸林で光るキノコ 絶滅危惧のシイノトモシビタケ、和歌山・串本の記事はこちら】 全長21センチ、高さ16センチほどの半球型。発見時は白色だったが、一晩明けると茶褐色に変化した。那須さんは「花壇で発見した時は大変驚いた。かさが大きく、上から見たらメロンパンのようだった」と話した。 ノウタケは夏から秋にかけて有機物の多い土壌で発生する。通常は直径7~15センチだが、大きなものは20センチほどにもなる。 県立自然博物館によると、今の時期は比較的よく見つかる品種で、中身が白く成熟していない状態のものは食べることが可能だという。成熟して褐色になると、悪臭を放ち食べられなくなる。
紀伊民報