〝恵みの雨〟を生かしたいソフトバンク、近藤健介に与えられた猶予をプラス材料に 小久保監督「日本一になるだけ」
◆SMBC日本シリーズ2024 第6戦 DeNA―ソフトバンク(2日、横浜) 雨天中止 早々に中止が決まり、後がないソフトバンクは横浜スタジアムの室内練習場などで汗を流した。本拠地での3連敗から移動日を挟み、さらに1日の空白ができた。小久保裕紀監督は「雨降って地固まる。昨日の移動日だけでもと思ったけど、今日も空いたので逆にプラスかな」と前を向いた。 ■投げ終わった後のしぐさと笑顔がたまらん…山下美月の始球式【写真複数】 打線は日本シリーズワースト記録に並ぶ26イニング連続無得点に沈む。そんな悪い流れも「リセットされる」と強調した。右足首に不安を抱える中、左翼での守備復帰が検討される近藤健介にも〝恵みの雨〟だ。グラウンド状態が悪い中でのプレーが避けられるとともに、回復への猶予が与えられたのはプラス材料だ。 小久保監督は「明日のミーティングで(起用法が)決まるけど、悪化はしていないみたい。病院の診断も改善傾向にある」と説明した。近藤自身は「(足の状態は)明日になってみてからじゃないですかね。(流れが変わるのは)休みを挟んでいるし、そこはあるかなと思う」と力を込めた。 野手陣は横浜入りした1日に焼き肉店で決起集会を行い、逆転での日本一を誓い合った。先発は有原航平、モイネロの二枚看板に第6、7戦を託す。小久保監督は「移動を挟んで、今日は雨。リセットされた状態で明日、あさってと勝って、日本一になるだけ」と決意した。チームが一つとなり、絶対に負けられない2試合に挑む。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社