師走の街、イルミネーション市電が彩る 熊本市交通局が運行開始
熊本市交通局は19日夕方から、師走の街を彩る「イルミネーション電車」の運行を始めた。2008年に始まった冬の風物詩。コロナ禍で2季の中止を挟み23年10月に復活した。25年2月末まで走る。 市電に親しんでもらおうと、レトロな外観が特徴の車両「101号」(1両編成)を、約1万3千個の発光ダイオード(LED)で飾り付け。青や白、黄色の照明が車両の窓やドアを縁取り、雪の結晶やリボンの形を描きだしている。 初日の19日は、101号が午後4時50分ごろ上熊本電停を出発。午後6時20分ごろ通町筋電停近くを通りかかると、電車や信号待ちをしている人たちの注目を集め、スマートフォンで写真を撮る人もいた。毎日午後5時ごろから同10時ごろまで点灯する。(九重陽平)