トマトやトウモロコシの苗盗み ”名前付き”で農協で販売 自然教育園の職員を懲戒免職 神戸
神戸市教育委員会は、市立神出自然教育園の職員が野菜の苗を盗んで販売するなどしていたとして、懲戒免職にしたと発表しました。 市教委によりますと67歳の男性職員は、神出自然教育園の野菜の苗(トマト・キャベツ・トウモロコシ・トウガラシ)を盗んで販売したほか、小松菜とチンゲンサイ、サラダ菜の種を持ち込み、育てた苗を持ち帰って販売したということです。 ことし4月に園の植物を手入れしていた他の職員が「明らかに野菜の苗が多い」と気づき、目印を付けて追跡したところ、農協の販売スペースで男性職員の名前付きで販売されていたため、不正が発覚しました。 わかっているだけで、園から盗まれたトマトの21株分3115円相当が販売されていたということです。 男性職員は市教委の聞き取りに対し、「深く反省し、心よりお詫びいたします」と話しています。 市教委は「市民の信頼を裏切ることになり深くお詫びする。不祥事の根絶に向け全力を挙げて取り組む」とコメントしています。 また男性職員に対しては警察への被害届けは出さず、給与の一部の返還などを求めていく方針です。
ABCテレビ