小倉智昭さん死去 先延ばしにした膀胱がん全摘手術を後悔「最初から手術をしていれば」
膀胱がんの9割は65歳以上の高齢者に発症。年間2万人以上の人が膀胱がんと診断されている。男性に多く、女性の3~4倍。リスクの1位は喫煙。他のがんよりも初期症状が出やすいのが特徴だ。 【写真あり】古市憲寿氏 フジ伊藤利尋アナらとがん闘病の小倉智昭氏の自宅へ「小倉さん、めちゃくちゃ元気でした」 小倉さんは16年5月に内視鏡手術でがんを切除したが「男としての機能に未練があった」と膀胱の全摘は決断できず。ネットなどで調べ、臓器を残す治療方法の情報を見つけ「最先端」という触れ込みの治療をいくつか受けた。しかし、18年11月に膀胱から大量出血。全摘手術を決めた。 22年秋には肺転移が見つかり、小倉さんは「(全摘を)先延ばしにした2年半の間に転移したのかもしれない。最初から手術をしていれば」と後悔していた。 昨年、腎盂(じんう)がんと診断され、左の腎臓の全摘手術を受けた。