国内鉄スクラップ続落 1年1カ月ぶり安値水準
鉄スクラップ価格の下落がやまない。日本鉄スクラップ総合価格(東名阪電炉メーカー購入価格平均、H2、産業新聞調べ)はトン当たり4万8300円と、前日から1100円、直近高値の7月12日からは3200円それぞれ下がり、1年1カ月ぶりの安値水準となった。為替のドル安・円高進行が円建ての輸出価格を押し下げ、国内相場の弱気材料になっている。市中からは「為替に左右される部分が大き過ぎる。相場展開を見通しにくい」(ヤード筋)と吐露する声が聞かれるが、複数の関係者がまだ価格の底を打っていないと見ている。