愛された42歳ラグビー元W杯戦士・大野均が引退会見「OB廣瀬俊朗氏みたいな俳優業?オファーがあれば考えます」
――今後の日本代表に必要なものは? 「日本が世界で勝つ上でハードワークというキーワードは欠かせない。昨年のワールドカップでの躍進も、ハードワークの上に自主性が尊重されたことにあったと聞いた。4勝したことで、日本中のラグビーをやっている人たちが自信を感じた。日本のラグビーは強いという自信を重ねることができれば、次のフランス大会ではベスト8以上ができる。それとチームとチームの横のつながりをもっと強くして高見を目指して欲しい」 ――ラグビー界の発展のためには? 「ワールドカップの後から公園などでラグビーをする子供の姿がよく見受けられるようになった。そういう子供がもっと増えるには、代表が強いことが不可欠。(子供たちが)代表が世界の強豪に勝つことを見て、魅力を感じて、ラグビー競技人口が増え、それによって代表が強化される。いいスパイラルで発展して欲しい」 ――今後の活動は? 「東芝ブレイブルーパスが王座奪回するために何かしらのサポートをしたい。地方へ出向いてラグビーの普及、人気をあげる活動もしたい。(故郷の)福島は、ラグビーの強豪が少ない場所。時間をみつけてグランドに足を運んで少しでも強化に貢献できたらうれしい。(東芝での)コーチについては要請があれば考えたいが、今のところ予定はない(笑)。もしコーチをする上で理想の人をあげるとすれば、サンウルブズの初代コーチヘッドのマーク・ハメットコーチ。チームの船出に多くの批判的な意見がある中、ポジティブなマインドにしてくれ、彼自身もラグビーを楽しんでいた」 ――東芝OBの廣瀬俊朗さんのような俳優業は? 「あはは。オファーがあれば考えたい(笑)」 ――引退後に新型コロナが落ち着いたら何がしたいか。 「いち個人としては、娘が韓流アイドルのファンなので新大久保(韓流グッズ店など多い)を娘とデートしたい。これまでゆっくりした時間が取れなかった。娘からの言葉?『お疲れさまでした』と」