人気 YouTuber「不動産アニキ」が語る“年収450万円から総資産30億円”への道のり 「脱サラする頃には預金が1.5億円ありました」
書籍の出版をきっかけに「不動産一本」へ
セミナーは、僕が不動産を購入し大きく利益を残す為に必要だった経営課題や、実際に不動産投資を拡大していくうえで捉えた本質をフレームワーク化して、不動産経営者の方々にその具体的方法をお伝えするというものです。「リフォームコスト削減」や「大規模修繕コスト削減」、「リスクの最小化とリターンの最大化」といったテーマで年に4回ほど行ない、それをブログやメールマガジンで告知、 配信し、だんだんと盛況になった。そこから事業が進化して、現在では、企業経営者や富裕層の方々に対して不動産に立脚した資産経営アドバイスをするようになり、その事業を現在までかれこれ20年続けています。 勤務先からは兼業を申請し、認められていたのですが、2013年に『リフォームコスト削減ノウハウ』(筑摩書房刊)という書籍を出した頃から、いろんなメディアの取材を受けたり、外部で講演したりと派手に活動するようになったので、会社から怒られてしまった(笑)。それで36歳の時にサラリーマンとの兼業をやめて、不動産一本に絞ることにしたんです。 その頃にはそれなりの資産も築いていたし、預金だけでも1億5000万円ほどありましたからね。今でも富士ゼロックス時代の同僚や先輩とお酒を飲んだりします。ビジネスマンとしてのスキルや社会のことも色々と学ばせてもらったので、サラリーマン時代の経験は僕の財産になっています。
資産30億円、借入は12億円弱
今の僕のメインの仕事は、富裕層の方々の資産管理会社をお預かりして、代行運用しながら相続の全体設計に基づいた資産の防衛、拡大をするというものですね。海外だと富裕層がプロを雇って資産管理をするケースが多く、その形態を「ファミリーオフィス」というのですが、いわば僕の仕事は「不動産に立脚したプライベートファミリーオフィス」とも言えます。 最初からそれなりの資産を持っている方でないと勝たせることは難しいということもあり、現在、僕が面倒を見させてもらっているのは60組ほどに限定していて、完全会員制になっています。「この人に時間を使いたい」という方だけ受け入れて、入会金と月会費をいただいている。 一例を挙げると、コロナ禍の前に入会された15億円の資産をお持ちの会員さんがいるのですが、僕がご面倒を見たコロナ禍の約3年間で、都心を中心に不動産を組み入れ、資産を30億円以上まで増やすことができました。 僕が不動産に参入してから20年が経ち、現在48歳になりましたが、総資産は30億円まで増えました。内訳は不動産資産が14億円、金融資産が6億5000万円で、残り9億5000万円が動産(お金や家具など動かすことができる財産)、借入が12億円弱あります。現在は会社を7つ持っていて、不動産会社、建築会社、クリニックの開業支援の会社などがあり、これらの会社は僕の会員さんたちに社長を任せています。