ド軍地区S第3戦は“遺恨試合”に ロバーツ監督、パ軍マチャドに怒り「ボールは私に向けて投げられていた」証拠の映像をMLBに提出
ドジャースとパドレスの地区シリーズ第3戦は現地時間10月8日(日本時間9日)に行われるが、6日(同7日)の第2戦での“騒動”がきっかけに遺恨試合となりそうな気配だ。 【動画】パドレス三塁手がド軍ベンチにボールを投げる!衝撃のシーン この試合、6回にドジャース先発のジャック・フラハティがフェルナンド・タティスJr.に死球を与えると、続くプロファーは捕手のウィル・スミスと言い争いになった。その後、フラハティがマニー・マチャドを空振り三振に切って取ると、今度は2人が口論する展開となった。 そして、ドジャースの7回の攻撃が始まる前に、左翼席の観客からボールが投げ込まれ、左翼手のジュリクソン・プロファーが激怒。場内には「フィールドに物を投げ込まないで」というアナウンスまで流され、試合は一時中断した。 球場が騒然とする大荒れの展開の中、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はフラハティと口論したマチャドに向かって首を振り、死球が意図的ではないことを知らせた。しかし、その後、三塁の守備に就いたマチャドは練習のボールをドジャースベンチに投げ込み、これがロバーツ監督に向けて投げられたとされている。 ドジャース専門メディア『Dodger Blue』は、動画でロバーツ監督の会見の様子を公開。同監督はマチャドの行為について「私に向けて投げられたのなら、それはリスペクトに欠ける行為だ」と強く批判している。 そして「彼の意図はわからない。私は彼の代弁をしたくない。ビデオを見たところ、ボールは私に向けて投げられていたし、何か意図があった。何がきっかけでそうなったのかはわからない」と呆れた様子で話した。 また、米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は自身のXで「ドジャースは、第2戦のイニング間にマニー・マチャドがダッグアウトに向かってボールを投げる動画をMLBに送った」と投稿。証拠の映像がMLBに提出されたことを伝えた。 第3戦に勝った方がリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかける一戦。場所をパドレスの本拠地であるペトコ・パークに移して行われるが、遺恨が残る両チームの間で果たしてどんな展開が待ち受けているだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]