2025年のビットコインはどうなる?…4万5000ドルか、50万ドルか。強気派と弱気派の予測を紹介(海外)
12月17日、ビットコインが10万6000ドルを超え、その時点で2024年は145%の価格上昇となった。 【全画像をみる】2025年のビットコインはどうなる?…4万5000ドルか、50万ドルか。強気派と弱気派の予測を紹介 ビットコインの高騰は、トランプ政権関連の強気な見方によるものだ。 2025年については4万5000ドルから50万ドルまで、両極端の予測がある。 2024年、ビットコインは活況で一時は10万6000ドルまで達し、年初来で145%増となった。 ボラティリティの高い暗号資産(仮想通貨)は意見が割れる資産だが、まもなく始まるトランプ政権と、2024年初めのビットコイン現物ETF(上場投資信託)の立ち上げによって、ビットコインを受け入れる投資家がますます増えているようだ。 だが、すべての投資家が強気なわけではなく、2025年に調整が行われるとみている関係者もいる。2025年のビットコインについて、弱気と強気の両シナリオを見てみよう。
ビットコインは4万5000ドルまで下落する:BCAリサーチ
BCAリサーチのチーフ・グローバル・ストラテジストのピーター・べレジン(Peter Berezin)は、2025年にビットコインが暴落すると見ている。 べレジンは2025年に景気後退に見舞われるとの予測からリスク資産全般に弱気だが、ビットコインも2025年は最終的に4万5000ドル前後で終え、現在の水準から57%減少するとしている。 彼の弱気な予想では、経済が弱くなる中で投資家が安全な資産を求め、2025年にゴールド(金)がビットコインを上回るという。 その点について、彼はビットコインはゴールドのような価値を保存する手段ではなく、テック株に対して高ベータな投資だと主張している。 彼は、ビットコインの価格と「ProShares UltraPro QQQ 3x Shares ETF」の強い関連性を示すグラフ(下)を示した。 3倍のレバレッジをかけたこのETFは、ナスダック100指数の日々の動きを追跡するように設計されている。2018年以来、ビットコインの価格はこのファンドと同様に動き、両者は約650%も上昇した。 そのため、2025年の弱気市場によるテック株の暴落は、ビットコインにも急落をもたらすという。