2025年のビットコインはどうなる?…4万5000ドルか、50万ドルか。強気派と弱気派の予測を紹介(海外)
ビットコインは25万ドルから50万ドルに:ファンドストラット
ビットコインに対して別の見方をするのがファンドストラット(Fundstrat)のトム・リー(Tom Lee)で、彼は2025年のビットコインをかなり強気に見ている。 彼は2025年にビットコインが140%高騰すると語った。だが、トランプ政権が国家のビットコイン準備金を設立すれば、さらに高くなる可能性があるという。 リーによると、2025年のビットコインには2つの追い風がある。 1つめは、ビットコインのマイニング報酬の半減に関するサイクルで、半減の翌年はビットコイン価格が上昇する傾向がある。 ビットコインが最後に半減したのは4月20日で、次は4年後になる。ビットコインのマイニング報酬が半減して、市場に出回るこの暗号資産(仮想通貨)の量は少なくなる。供給が少なくなれば、需要が維持または増加することで、価格が上昇するはずだ。 2つめの要因は、暗号資産フレンドリーな政策だとリーは述べている。 ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領は、暗号資産に友好的だとみられており、アメリカ連邦取引委員会(SEC)の委員長にポール・アトキンス( Paul Atkins)を指名したことなどで暗号資産市場を活気づけている。 さらに、ビットコインの戦略的準備金制度が発表されたら、2025年のビットコインはさらに上昇する可能性があるだろう。 「当社のデジタル資産戦略部門長のショーン・ファレル(Sean Farrell)は、アメリカのビットコイン準備金によって、2025年は50万ドルまで高騰すると考えている」とリーは述べている。 この目標値は、現在の水準から380%以上の上昇となる。 リーは最後に、ブラックロック(BlackRock)の最近のホワイトペーパーが、投資家のポートフォリオに2%のビットコインを持つことをすすめていると強調した。この推奨は、機関投資家によるビットコインのさらなる採用を促し、暗号資産に対する需要を喚起し、価格上昇を後押しする可能性がある。
Matthew Fox