プロスポーツの先陣切っての第一歩に大きな意義。一歩一歩進めたい【大島康徳の負くっか魂!!】
やれる喜びを第一に
当面は無観客での開催ですが、球場でのこの風景を取り戻すための第一歩を踏み出すことになったのは、大きな意義があると思います
プロ野球の開幕日が決まりました。よかったですね。とにかくやる方向になった、ということが一番です。選手をはじめ、現場の人にとっては、目標設定ができないのが一番難しいところだったはずですから、これでモチベーションが一気に上がってくるのではないでしょうか。 やっぱりバッターのほうが、しばらく生きたボールを打っていない、ということで影響が大きいので、最初のうちはピッチャーが多少優位になるかもしれませんが、まあとにかく、選手にも「始まる!」という気持ちのうれしさがあると思いますので、その部分に期待したいですね。 ファンの方にとっても、「待ちに待った」というところでしょう。当面は無観客になりますけれども、テレビで見られるだけでもだいぶ違うでしょうし。高校野球界のスーパースターだったロッテの佐々木朗希とか、ヤクルトの奥川(奥川恭伸)とかが、この3カ月の期間で、ひょっとしたら一軍の試合に間に合うんじゃないか、という楽しみも出てきますよね。 また、これでプロ野球が日本のプロスポーツの中でも先陣を切って開催していくような形になることも、大きな意義があると思います。野球は国技ではないけれども、それに近い存在ですから。影響力は大きいと思います。ここが動き出すことで、ほかのスポーツも動くんじゃないかという期待はあります。もう少し早く、この開幕日が発表されていれば、ひょっとしたら、中止になった夏の甲子園もどうにかなっていたか……、とも思いますけどね。 ただ当然、その分責任は大きくなりますから、失敗してしまってはどうしようもない。せっかく開幕できても・・・
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週刊ベースボール