最も稼いでいるのは? 欧州日本人、年俸ランキング11~15位。金額以上の働きをしているのは?
12位:中村敬斗(スタッド・ランス/フランス) 生年月日:2000年7月28日 推定年俸:90万ユーロ(約1億2600万円) 23/24リーグ戦成績:25試合4得点1アシスト 年俸ランキングの12位につけているのは、スタッド・ランスに所属する日本代表WG中村敬斗だ。2022/23シーズン、中村はオーストリアのLASKリンツで公式戦36試合出場17ゴール8アシストをマークし、2023年夏に欧州5大リーグへの挑戦を勝ち取った。この移籍によって27万ユーロ(約3780万円)から90万ユーロ(約1億2600万円)への年俸アップも達成している。 中村の年俸はチーム内では7位タイの金額で、若手選手としては比較的好待遇で迎えられた。しかし、負傷やAFCアジアカップでの日本代表活動による離脱期間があったとはいえ、今季はリーグ戦で4ゴールにとどまってしまった。もちろん、5大リーグ初挑戦と考えればそこまで悪い結果ではないかもしれないが、彼にとって満足のいくシーズンであったとは必ずしも言えないだろう。 それでも左サイドで随所に好プレーを見せており、シーズン終盤にかけてはコンスタントにスタメン出場して存在感を示していた。来季こそ日本代表でも見せているストライカー顔負けの決定力を発揮したいところだ。中村の年齢は23歳とまだまだ若く、本来のポテンシャルを見せることができればさらなる年俸アップを望めるだろう。
11位:伊東純也(スタッド・ランス/フランス) 生年月日:1993年3月9日 推定年俸:120万ユーロ(約1億6800万円) 23/24リーグ戦成績:31試合3得点7アシスト 欧州5大リーグでプレーする日本人選手の年俸ランキングで11位にランクインしているのは、スタッド・ランス所属の伊東純也だ。その金額は120万ユーロ(約1億6800万円)とされており、これは同クラブ所属選手の中では2位タイの金額である。 伊東が前所属クラブのヘンクから受け取っていた年俸は31万ユーロ(約4340万円)であった。2022年夏のスタッド・ランス移籍にともなって約4倍の年俸アップを勝ち取ったことになる。2021/22シーズンの伊東はベルギーでリーグ戦39試合出場8ゴール18アシストという好成績を残しており、彼に対する期待が年俸の金額にあらわれていたと言える。 そしてスタッド・ランスに加入してからはこの金額に恥じない働きをし続けている。爆発的なスピードと正確なクロスを武器に右サイドで違いを生み出す伊東はチームにとって欠かすことのできない存在だ。リーグ・アン第32節マルセイユ戦では高速クロスを放って相手のオウンゴールを誘発するなど圧巻のパフォーマンスを披露し、チームの7試合ぶりの勝利に大きく貢献している。まさしくチームをリードする選手になっていると言っていいだろう。
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