たった1年で総フォロワー100万人突破! 「こねこフィルム」を手掛ける“兄弟クリエイター”が明かす「話題作に必要なのは役者の“知名度”ではありません」
新たな映画撮影の予定も
最後に、2年目のこねこフィルムの目標を聞いた。 「1年かけて作り上げてきたこねこフィルムというプラットフォームを、業界全体を盛り上げる存在に成長させていきたい。一案ですが、定期的にオーディションを開催し、まだ広く知られていない役者さんの登竜門のようにしたいというプランもあります」(龍一さん) 役者の中には、演技に極限まで向き合うばかりに、プロモーションなどが疎かになってしまう人も少なくないという。「年齢確認」の店員役・半田周平さんもその例に当てはまるそうだ。 「半田さんの演技への理解力、説得力というのは素晴らしいものがある。一方で営業やプロモーションはさっぱりで、最近まで事務所にすら入っていませんでした。演技という刀をひたすら研ぐことしかできないような役者さんが、もっと活躍の場を広げられるような、そんな役割も担っていきたい」(龍一さん) 今年はカンヌ・ヴェネツィア、ベルリンの3大映画祭での新作披露を目指し、新たな映画の撮影も行う予定のほか、ナショナルクライントのCM制作も決まっている。 「これまでは先行投資が嵩み、事業としてはトントンの時期が続いていました。有難いことに最近は案件の問い合わせも増えてきましたので、2年目は事業拡大という面でも頑張りたいです」(和比古さん) ますます目にする機会が増えそうな“チームこねこフィルム”の作品から今後も目が離せない。 こねこフィルムに関する情報はこちら https://lit.link/conecofilm
デイリー新潮編集部
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