余裕綽々からの大失速! 小泉進次郎氏、本誌が見ていた “怠慢” 姿勢…「年金受給を80歳に」発言の “真偽” 問うても完全無視
9月25日、自民党総裁選(9月27日投開票)に立候補している小泉進次郎元環境大臣は、選挙終盤戦で、麻生太郎副総裁や世耕弘成前参院幹事長(自民党を離党)ら、党の重鎮らに相次いで面会。 【写真あり】“余裕”進次郎氏の横で「魂抜けた顔」菅義偉氏の“激変” 劣勢が伝わる選挙戦の “テコ入れ” と見られているが、このことについて、報道陣から問われると「選挙で1人でも多くの人に支援のお願いをするのは当たり前だ」と答えたという。 政治担当記者が、こう話す。 「自民党総裁選の火蓋がきられ、総裁候補として急浮上した小泉氏は、当初 “当選確実” とまで言われていました。しかし、ここに来て、報道各社の情勢調査で、石破茂元幹事長、高市早苗経済安全保障相に次ぐ3位とされ、大失速の状況です。 小泉氏を推す菅義偉前首相の尻にも火がついたようで、あちらこちらに電話をかけては、陣営総出でなりふり構わず “最後のお願い” をしている有様です」 まだ、小泉氏の “優勢” が伝えられていた9月12日の総裁選告示日、本誌は小泉氏の事務所に、電話で取材したい旨を伝えた後、一通の取材メールを送っていた。 それは、9月11日に「日刊ゲンダイ」が配信した記事のなかで、小泉氏が「年金の受給開始年齢は『80歳でもいいのでは』と語ったこともある」という部分に焦点が当てられ、インターネット上で大きな議論が起きた騒動についてだ。 X上では《80歳からの年金支給なんてふざけるな!》といった批判が相次いだものの、明確に小泉氏が「受給年齢を80歳に」と発言した内容が確認できなかったため、本誌は事務所に見解を求めたのだ。 しかし、小泉氏や事務所からの返答はいっさいなかった。 「ちなみに、9月17日には誤情報対策を掲げる非営利機関の『日本ファクトチェックセンター』が公式Xで、 《自民党総裁選に立候補している小泉氏が「年金受給は80歳から」と主張しているような言説が拡散しています。実際には現在60歳から75歳まで繰り上げ・繰り下げできる受給開始年齢の選択の幅を80歳まで広げよう、という発言です》 と発信。小泉氏の発言をめぐる、ネット拡散された情報について『不正確』と結論づけていました」(前出・政治担当記者) そこで、9月18日、本誌は再度、小泉氏の事務所に、12日に送った内容と同じメールを送り、回答を催促したのだが、9月26日の午後5時現在も回答が寄せられていない。 「今回の総裁選で、小泉氏は公設第一秘書の女性を中心に選挙戦略をとっていました。陣営は、アジア最大のPR会社の子会社である国内PR会社と組んでいるようですが、けっして “選挙のプロ” といえる組織ではない。そのため、小泉陣営の広報・アピールは、前々から不安視されていたんです」(同) 決戦の日を迎える前に、慌てぶりばかり聞こえてくる小泉氏。本誌に見せた “怠慢” な姿勢も原因のひとつだろう。ここまで「ウサギとカメ」さながらの “失敗” をするとはーー。