コシノジュンコ 篠山紀信さん偲ぶ 自宅撮影中に「『ここ自分が住みたい』って言い出した」
デザイナーのコシノジュンコ(85)が3日、都内で開催された「篠山紀信先生を偲ぶ会」に出席した。 1月4日に83歳で亡くなった篠山さんを偲ぶ会には、親交のあった著名人や関係者ら約400人が集まった。 コシノはスピーチで「篠山さんと私はお互い20代の時に出会って、本当に強烈なカメラマンです」と切り出すと「やっぱりあのチャーミングな目でギッとにらんで、それでアフロヘアで、本当にあの特徴のあるカメラマンというのは篠山さんだけです」と評した。 そんな篠山さんの忘れられない言葉がある。「私、西麻布に住んでおりまして、西麻布の家は3階建てで真っ白だったんです。篠山さんがウチで写真撮っていて『ここ自分が住みたい』って言い出したんですよ」 コシノが家を出なかったため実現はしなかった。「やっぱり思ったことを本当に率直に言っちゃうっていうのか、そういう人がやっぱりなかなかいないですよね。本当に寂しいです。日本の大物がいなくなったら本当に寂しいです」と惜しみ、「今日は素晴らしい方々がいらしてくださって、篠山さんの素晴らしい功績が目に見えます」と結んだ。 同会には他にも、歌舞伎役者の松本白鸚、中村勘九郎、市川團十郎、中村七之助、俳優の真琴つばさ、真矢ミキ、西田ひかる、劇作家の野田秀樹、長塚圭史らが出席した。
東スポWEB