冷たい男だった…「洗脳告白」aikoの実父が明かした「娘を支配していた音楽プロデューサー」のあきれた素顔
すべてにおいて洗脳されていた
「一生懸命働いている娘をないがしろにして。大変な金額を自分のポケットの中に入れてしまう。たしかに千葉さんのおかげという面もあったでしょうが、残念です」 【一覧】知名度は十分なのに… 「好感度が低い男性タレント」の全実名 こう憤るのは、「育ての親」である音楽プロデューサーから洗脳されていた恐怖を明かしたシンガーソングライターaiko(48歳)の父親、繁伸さんだ。 6月18日、aikoが代表取締役をつとめる個人事務所「buddy go」に約1億円の損害を与えたとして、会社法違反(特別背任)の罪に問われている元取締役、千葉篤史被告(58歳)の第2回公判が東京地裁で行われた。 コンサートツアーの運営などを任されていた千葉被告は、2016年9月から約2年半の間、ツアーで販売されるグッズを知人の会社から水増しした金額で仕入れさせ、水増し分の大半を自分の口座に入金させたとされる。水増し請求で得た金はブランド品の購入などに充てられたという。 18日に行われた証人尋問にはaiko本人が出廷。ついたてで遮蔽された形で証言したが、そこで飛び出したのは衝撃的な告白だった。 「aikoの個人事務所とはいえ、音楽制作からライブ運営、グッズ制作にいたるまで千葉被告の確認が必要な体制になっていたそうです。aikoは『逆らうと音楽制作に影響が出てしまうという恐怖があった。我慢すればいいと思った。毎日辛かった。すべてにおいて洗脳されていました』と、デビューから続いていたという千葉被告による支配の実態について明かしました。
デビューを支えた「育ての親」
千葉被告との関係については、デビューのころに知り合い、その助言に従いながら音楽活動を続けてきたと説明。『事務所の経営が苦しい。ちょっと貸してほしい』と言われ、計4億6000万円を事務所に貸し付けたとも証言しました」(芸能記者) 稀代のヒットメーカーであるaikoを思いのままに洗脳していたという千葉氏とはいったいどんな人物なのか。 「千葉被告は中央大学法学部を卒業後、ポニーキャニオンに入社。地元・大阪でデビューを目指していたaikoを見出し、ヒット曲連発のトップアーティストに押し上げ、ライブからプロモーションまですべてを取り仕切っていた。aikoにとっては、まさに『育ての親』と言える存在の音楽プロデューサーです。 aikoはデビューから25年を超えましたが、人気は衰え知らず。そうした功績が認められ、千葉被告は2017年には同社の執行役員に就任しました。その一方で、2009年にはポニーキャニオンに籍を置きながらaikoの個人事務所の取締役に就任。これは千葉被告自らの提案によるもので、事務所内の実権を握るようになっていった。 千葉被告はブランド品に身を包み、高級車を乗り回していた。しかし、派手な生活は目につき、取締役を目前にしてaikoの事務所の取締役に就いていたことが問題視され、結局ポニーキャニオンを去ることになりました」(レコード会社関係者)