舞鶴若狭自動車道の六人部PA 3月末で売店閉鎖
ネクスコ西日本などは、京都府福知山市内にある舞鶴若狭自動車道上下線の六人部パーキングエリア(PA)について、3月31日で営業を終了すると発表した。4月以降は無人になるが、引き続き屋外にある自動販売機とトイレは利用できる。 西日本高速道路サービス・ホールディングス関西支社によると、1990年から店舗運営をしている。現在の営業時間は午前8時~午後7時で、スナックコーナーとショッピングコーナーがあるが、近年では利用者数が減少しており、現在のテナント運営事業者が撤退することになった。有人で継続できるよう新たな事業者を公募していたものの応募がなく、やむなく営業を終了することにしたという。 行きと帰りに違うメニューを楽しんでもらえるようにと、大阪の人気ラーメン店プロデュースの「六人部醤油ラーメン」(下り線)、「名古屋コーチンの鶏醤油ラーメン」(上り線)を開発。下り線でのみ食べられる丹波地鶏と夜久野そばを使う地鶏そばといった独自のメニューも提供してきた。 六人部PAの店舗が閉鎖されると、舞鶴若狭道の売店は兵庫県の西紀SA、福井県の三方五湖PAの2カ所だけに。京阪神方面から舞若道を利用する場合、西紀を過ぎると北陸自動車道に乗り継ぐまでスナックコーナー・レストランが無い状態となる。 同社は「利用の方々にはご不便をおかけしますが、なにとぞご了承ください」と話している。 福知山市内では国道9号沿いの名物施設、ドライブインやくのも3月末で閉鎖が決まっている。