最終候補に選ばれるのは誰だ!?

今朝丸裕喜（報徳学園）、平嶋桂知（大阪桐蔭）

ーー紅白戦を見てきて目を引いた選手はいますか？ 小倉監督　投手は全員楽しみ。センバツの疲労を考慮して紅白戦で投げなかった報徳学園の今朝丸 裕喜くん、間木 歩くんの2人には期待をしています。ほかでは、平嶋 桂知くん（大阪桐蔭）、髙尾 響くん（広陵）などのセンバツ組もしっかりとやってくれています。 センバツに出場しなかった高橋 幸佑くん（北照）は勢いのあるストレートを投げています。初日のブルペンからコーチから良い球を投げている報告を受けていましたが、実際に良かったです。 打者では甲子園に出ていなかった石塚 裕惺くん（花咲徳栄）は3日間通して良かったです。打撃練習を見てもインコースをしっかりと振り切って良い打球を飛ばしていました。 本塁打を打った箱山 遥人くん（健大高崎）は練習よりも飛んでいました。 本塁打を打った正林 輝大くん（神村学園）、髙山 裕次郎くん（健大高崎）、豊島 虎児くん（創志学園）も良い打撃をしている。紅白戦でもヒットを打った湯浅 桜翼くん（仙台育英）も良かったです。

甲子園未出場ながらアピールに成功した石塚裕惺（花咲徳栄）、高橋幸佑（北照）

ーー課題のポジションはどこになりますか。 小倉監督　全部ですね。特にセカンド、ショートの守備力は重要なので、しっかりと見ていきたいと思います。 球数制限が厳しいので、投手は多くなります。野手は複数ポジションを守れてほしいですし、投手はしっかりと投げられるのは前提で、野手として守れて、打線としても戦力になる選手もありがたいです。 ーー　これからいろんな現場を見に行かれると思いますが、一次候補に選ばれていない選手が選出されるには？ 小倉監督　まずは一次候補の合宿で見た選手たちのレベルが基準になります。その上で一次候補参加選手よりもすごく良いパフォーマンスをしているのであればチャンスはあります。 ーー　日本代表になる選手にどんなことを求めていきたいですか。 小倉監督　選手たちは座学でスポーツマンシップの講習を受けました。彼らには野球だけが見られるのではない。日本代表としていったら、「日本人はこうなんだ」と見られるのだから、どこにいっても「恥ずかしくない男でいよう！」と話をしました。 ーー解散時に選手たちに伝えたいことはなんですか。 小倉監督選手たちに今回の合宿で決まったわけではないので、夏までに伸びて成長してくれと話をしました。その姿をぜひ夏の大会や甲子園でみたいですね。