【MLB】 怪物スキーンズがパイレーツの連敗を10で止める マリナーズは痛恨の4連敗
【マリナーズ3-5パイレーツ】@PNCパーク
日本時間8月17日、10連敗中のパイレーツは新人ポール・スキーンズの好投で連敗を脱出。スキーンズは制球に苦しみながら、マリナーズ打線を2失点に抑えて7勝目(2敗)を挙げた。対するマリナーズは先発ローガン・ギルバートが6.1回4失点と粘りきれず、9敗目(7勝)を喫した。ア・リーグ西地区で優勝を争うマリナーズはこの佳境で連敗が4と長引いている。 【動画】パイレーツ・スキーンズの好投 スキーンズはキャリアワーストの4四球と、今日は決して調子が良くなかった。4回には、マリナーズの6番ルーク・レイリーに15号2ランを浴びて先制を許してしまう。その後、6回にも一死1・3塁のピンチを背負ったが、ダブルプレーで切り抜けて要所を締めた。調子が悪かったとはいえ、スキーンズはトータルで6回2失点6奪三振の好投。防御率は2.30をマークし、依然新人王に最も近いパフォーマンスを続けている。 ルーキーの奮闘にパイレーツ打線も応えた。4回に4番アイゼイア・カイナー=ファレファの二塁打、5回に飛び出した8番ヤズマニ・グランダルの5号ソロ、1番アンドリュー・マカッチェンの犠牲フライで3得点。ベテランの活躍で試合をひっくり返した。そして7回には3番オニール・クルーズがタイムリー二塁打でダメ押しの5点目を追加。パイレーツはそのまま5対3で逃げ切った。 7月31日時点では貯金3の地区2位だったにもかかわらず、パイレーツは10連敗によって一気に最下位へ転落。トレードデッドラインでは売り手に回り、カイナー=ファレファやブライアン・デルクルーズらを補強した。しかし、その補強も虚しく、今季のプレーオフ出場は望み薄となっている。 ここにきて急ブレーキがかかっているのがマリナーズだ。マリナーズはタイガースに3連戦スイープを喰らい、今日パイレーツにも敗れ、プレーオフ争いから脱落した相手に4連敗。幸い西地区首位アストロズの連勝が今日止まり、ゲーム差が広がるのは免れた。しかし、1週間前にゲーム差が無かったのが、今では3ゲーム差。アストロズがトレードデッドラインを終え、課題の先発ローテが改善させたのに対し、マリナーズは補強しても貧打が足を引っ張っているという状況だ。