フジ佐々木恭子アナ「『お気の毒だよね』に本人の愛情や優しさが詰まっていた」小倉智昭さん死去
元フジテレビアナウンサーで現在フリーの笠井信輔と、フジテレビの佐々木恭子アナが10日、同局系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。9日に亡くなったフリーアナウンサー小倉智昭さんとの思い出を語った。2人は「めざまし8」の前身ともいえる情報番組「とくダネ!」で、小倉さんと一緒にMCを務めていた。 【写真】小倉智昭さんの誕生会での「とくダネ!」スリーショット 1999年(平11)の「とくダネ!」立ち上げ時から接点のあった佐々木アナは「10年間ご一緒させていただいた。小倉さんからすべて仕事を教わったと思っている」と切り出した。 「その中でも小倉さんを表す偉大さというと、番組の中では不本意ながらある日突然、事件や事故に巻き込まれたり、災害に遭われる方を長い時間を使って放送することがあります。スタジオに戻ってきてひと言『お気の毒だよね』と、よくおっしゃってた。放送する立場からすると、実は使えない言葉。小倉さんはすべてのやるせない気持ちを本当にひと言でおっしゃってた。私は26歳の時からご一緒させていただいていたんですけど、いつかこのひとに全てを込められるような人生経験をしていきたいと、小倉さんから教わりました。でも、いまだに使えないです。ご本人もいっぱい苦労して過ごされてきたからこそにじみ出る愛情とか、優しさがそこに詰まっていた」と語っていた。