日産Z32「フェアレディZ」から「マーチ12SR」に乗り換えて16年! オーテック謹製ホットハッチの軽快な走りを今後も維持していきます!
新車で購入して16年、まだまだ楽しいマーチ12SR
日産車のカスタマイズ(特装)専門の会社として1986年に設立されたオーテックジャパンは、2022年に日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社オーテック事業部となりましたが、引き続き魅力あふれるモデルをリリースしています。そんなオーテックが手がけたクルマに乗るオーナーが一堂に会する「AOG湘南里帰りミーティング」が、2024年も11月16日に神奈川県の大磯ロングビーチで開催。今回は、オーテックが本気でチューンしたコンパクト・ホットハッチの「マーチ12SR」で参加していたオーナーに話を聞いてみました。 【画像】ボディや足だけでなくエンジン内部までオーテックチューン! やっぱりカッコいい「マーチ12SR」を見る(13枚)
K12型マーチをオーテックが本気でチューン
1982年に初代モデルが登場して以来、長らく日産のラインナップのボトムラインを担ってきた「マーチ」。そんなマーチはエントリーモデルという役割のほか、モータースポーツの入門車としても愛されており、歴代マーチでワンメイクレースが開催されていたことも知られるところだ。 今回お話を伺った“Takayuki”さんの愛車である「マーチ12SR」は、3代目モデルのK12型に2003年10月から設定されたチューンドモデルで、オーテックの手によってボディや足まわりだけでなく、エンジン内部にまで変更がなされたもの。 ベースとなっているのは1.2L直4エンジンと5速MTを搭載した仕様だが、専用の排気系のほか、専用バルブスプリングやハイコンプピストン、高回転型カムプロフィール、圧縮比アップ、専用ECUなどがおごられ、最高出力はノーマルの90psから108ps(中期型以降は110ps)と大幅にアップしていたのだ。
ツウ好みのカスタマイズを施して楽しむ
そんな痛快ホットハッチを愛する“Takayuki”さんはもともとZ32型「フェアレディZ」に乗っており、同じく日産車に乗る父親の影響を受けてクルマ好きになったという、ある意味、クルマ趣味エリートな経歴。フェアレディZから乗り換えを考えたときに「MTで楽しいクルマ」という条件に当てはまったのがマーチ12SRだったというわけで、2008年に後期型を新車で購入したのだった。 車重もパワーも駆動方式も正反対なフェアレディZとマーチだが、小排気量のNAエンジンであるがゆえに高回転まで回して乗ることができ、コンパクトなボディサイズも軽快に走ることができるため、乗っていて楽しいと話してくれた。 “Takayuki”さんのマーチ12SRは一見するとノーマルプラスアルファ的なカスタマイズにも見えるが、じつは足まわりにはオーリンズ、ラジエターやオイルクーラーといった冷却系、LSDに強化クラッチといった駆動系と、ひと通り手が入っており、12SRのスポーティな長所を生かしたツウ好みのカスタマイズがなされている。
今後も末永く乗れるようにしていきたい
なおマーチ12SRを購入した店舗は父親の元担当営業が店長となって務めているところだそうで、親子2代にわたって同じ人からクルマを購入できたことが思い出深いエピソードとのこと。 マーチは基本的に週末しか乗らないそうで、走行距離は16年間でまだ6万km台だが、年数が経過しているモデルということもあり、今後は末永く乗れるようにメンテナンスに力を入れていきたいのこと。車両のコンディションを見る限り、今後も“Takayuki”さんの良き相棒として時を刻んでいくに違いないだろう。
小鮒康一(KOBUNA Koichi)
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