「1票の格差」めぐり弁護士らが広島高裁に提訴 “10増10減” も「抜本的解決ではない」
中国放送
今回の衆議院選挙でいわゆる「1票の格差」が是正されていないことは憲法違反だとして、弁護士らが選挙無効を求める訴えを起こました。 【写真を見る】「1票の格差」めぐり弁護士らが広島高裁に提訴 “10増10減” も「抜本的解決ではない」 1票の格差を巡っては弁護士グループが、全国すべての小選挙区で選挙の無効を求めて一斉提訴していて、このうち、広島高裁には広島県と山口県の合わせて9の小選挙区の選挙無効を求めています。 今回の衆院選は格差の是正のため、定数を「10増10減」した新しい区割りで実施されました。 しかし、訴えによりますと、格差は最大2.06倍で1票の価値に差が生じていて憲法違反だと主張しています。 中村健太 弁護士 「持っている1票の価値が変わってしまう。その価値に違いがあるのはおかしいのではないか」 弁護士グループは格差の是正について「抜本的な解決につながるような議論を求める」としています。
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