『光る君へ』熱演・国仲涼子、子育て専念で焦りを感じた日々も「俳優としての時間は決して止まってはいなかった」
2001年に放送され、以来常に「もう一度見たい朝ドラ」の上位にランクインし続けている『ちゅらさん』(NHK総合)で、ヒロインの“えりぃ”こと恵理役を演じた国仲涼子。今年2024年4月から再放送され、ふたたび注目を集めるなか、彼女が新たに挑むのは娘と自身の不倫に翻弄(ほんろう)される母親役! 国仲涼子の、THE CHANGEとは──。【第2回/全4回】 ■【画像】『光る君へ』熱演の国仲涼子、コメント欄に悲しみの声殺到……! まひろの母・ちやは役 1999年に俳優デビューし、2年後にヒロインを演じたNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』で、第39回ゴールデン・アロー賞・放送新人賞や第26回エランドール賞・新人賞などを受賞した国仲涼子は、ドラマや映画に引っ張りだこの人気俳優に。そして、’15年、彼女の人生において、すべてが変わる瞬間が訪れる。 「私の45年間の人生は、長男を出産した日を境に、ふたつに分かれていると感じるんです。母親になる前の自分と、なったあとの自分に」 ──’14年に結婚したことではなく? 「ではなく(笑)。自分の身体から新しい命が生まれ出てくるって、信じられないような出来事だし、その命は放っておいたら、いとも簡単に消えてしまうような頼りない存在なんですね。息子をこの世に送り出した瞬間、私を取り巻く世界を見る目線が、一瞬で変わりました。生きるということや、家族のつながりを実感として感じられたし、自分以上に大切なものができたことは大きかったですね」 第1子出産後は1年ほど仕事を休み、『99.9-刑事専門弁護士―』(TBS系)の第9話ゲストで俳優復帰。’17年に第2子を授かり、ふたたび産休に入った。 「子どもたちと過ごす時間はとても幸せでしたけど、不安もありました。毎日朝から晩まで子育てでジタバタして、お仕事もしたい、でも時間がない。せっかく声をかけていただいたお仕事を断らなくちゃならない……悩んだり、落ち込んだり、子どもの成長を喜んだり……身体も心も、とても忙しかったです」
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