【毎日書評】仕事の成果をあげる!自分にやさしくする「セルフ・コンパッション」実践法
セルフ・コンパッションの実践
セルフ・コンパッションを実践するために大切なのは、前述したように、友人に向けるのと同じやさしさを自分に向けること。 たとえば友人が、求められていた成果を出せず、落ち込んでいたとしましょう。そんなときには、次の3ステップを踏んで友人を励ますはず。 ① 友人が落ち込んでいることに気づきます。友人の状況を理解し、つらい気持ちを受け止めます。 ② みなさんも仕事がうまくいかないつらさを知っているので、「それはつらいよね」と、友人とのつながりを感じます。 ③ そんなつながりを感じるからこそ、友人のことをおもんぱかり、心からやさしさと励ましの言葉をかけることができます。(31ページより) セルフ・コンパッションは、友人に対して行ったこの3ポイントを自分に行うこと。つまり、次のようになるわけです。 ① 自分がつらいということに気づき、バランスの取れた見方をします。これをマインドフルネスといいます。マインドフルネスとは、「今に気づく」という意味です。 ② 次に、誰でもつらい経験をすることを思い出します。これを共通の人間性といいます。 ③ そして、最後に、自分にやさしさと励ましの言葉をかけます。これを自分へのやさしさといいます。(32ページより) 自己批判から脱却するためには、セルフ・コンパッションの特徴であるこの3つを念頭に置いておく必要があるということです。(30ページより) セルフ・コンパッションを身につければ、大変な状況を乗り越える強さを育むことができ、仕事へのやる気も高まると著者は断言しています。そればかりか、コラボレーションもうまく進み、チームメンバーもついてくるのだとか。リーダーとしての資質を伸ばしたい方は、本書を参考にしてみてはいかがでしょうか。 >>Kindle Unlimitedの3カ月無料キャンペーン【10/20まで】 Source: かんき出版
印南敦史