「ほったらかし投資でも”FIRE”は可能なの?」元銀行員が教えるリスクと現実
サイドFIREを目指す方法もある
「毎月まとまった積立金額を捻出するのは難しい」、「もっと早くFIREを達成させたい」という場合は、サイドFIREを目指すことも検討してみましょう。 サイドFIREとは、運用による不労所得だけでリタイアを目指すのではなく、一部仕事による収入も得る新しいFIREのあり方です。 生活費の全てを不労所得でまかなう必要がないため、通常よりも少ない元手資金でFIREを達成できるメリットがあります。 また、無理のない範囲で仕事を続けていくことで、社会とつながっている実感を得られるのも大きな魅力です。 「大きな投資資金を準備できないから、自分にはFIREは無理だ」と諦めてしまうのではなく、自分らしく働きながらセカンドライフを楽しむサイドFIREを目指してみるのもよいでしょう。
自分に合ったFIREまでの道のりを考えてみよう
FIREの達成にはまとまった資金が必要となり、決して手軽に実現できるものではありません。 しかし、家計の見直しを行い、副業で収入を増やしたり、支出の削減を行ったりすれば、積立投資によるほったらかし投資でもFIREを目指すことが可能といえます。 また、サイドFIREなど仕事を続けながら余生を楽しむライフスタイルもありますので、自分に合ったFIREまでの道のりはどのようなものか今一度考えてみましょう。
参考資料
・金融庁「つみたてシミュレーター」 ・総務省統計局「家計調査(家計収支編)」
椿 慧理