公園花壇もっと華やかに 高岡バラ会、おとぎの森の増設スペース整備
高岡バラ会(三屋勉会長)は、リニューアルが進められている高岡おとぎの森公園(高岡市佐野)で、新たにバラ園を整備する。れんが造りの花壇に苗を植えたり、つるバラのアーチをつくったりして華やかに彩る。11月下旬から苗の植え込みを開始。見頃は来年5月ごろで、会員は「きれいな色や香りを楽しんでもらいたい」と話す。 高岡バラ会は、県西部の愛好者ら約70人で構成する。高岡市の依頼を受けて約10年前から、高岡おとぎの森公園内の「森のふれあい館」前にある庭園を管理してきた。 同公園を巡っては市が2023年に中長期の整備方針「魅力向上計画」を策定し、リニューアルを進めている。この一環で来年春、カフェがオープンするのに伴って森のふれあい館と庭園を撤去した。一方、「おとぎの森館」横にあったバラ園を約80平方メートル増設。この増設したスペースの整備を、同会が担うことになった。 増設スペースには円形、半円形の14の花壇が設置され、同会の会員が「四季咲き」のバラを中心に植える。上品な香りの「レヴリ」やピンクのかわいらしい花を付ける「ローズうらら」など多彩な14品種で彩る。 11月下旬には会員6人が苗を植える作業に取り組んだ。大角淳子さん(71)は「初心者でも育てやすいバラを選んだ。栽培の参考にしてもらいたい」と話している。