富山から部隊派遣 能登豪雨で県警、不明者捜索や救助活動
富山県警は22日、県警広域緊急援助隊警備部隊や県警航空隊などを記録的豪雨に見舞われた能登地方へ派遣した。現地で安否不明者の捜索や救助活動を行う。 石川県公安委員会から派遣要請があった。富山県警航空隊は隊員5人が22日から活動を始め、輪島市内の孤立地域の住民救出や、上空からの珠洲市内の被害状況確認などに当たった。活動は23日までの予定。 県警広域緊急援助隊警備部隊と、中部管区警察局県情報通信部機動警察通信隊の隊員計24人は22日、富山市高島の県警機動隊庁舎前から出発した。被災地で土砂崩れに巻き込まれた人の捜索などを行う。同警備部隊の安積泰彦中隊長は「被災者に寄り添い、現場で多くの人命を救助していきたい」と話した。活動は24日までを予定している。 県は22日、総務省消防庁の要請を受け、県消防防災ヘリ「とやま」が同日に能登地方へ出動したと発表した。緊急消防援助隊員4人が出動。輪島市内で2人を救助し、救急搬送した。