彼氏に奨学金の未返済分が300万円もあることが分かりました。結婚の話は返済が終わってから検討したほうがよいのでしょうか?
奨学金返済中の収支やライフイベントを想定して結婚時期を判断しよう
結婚を奨学金の返済中にするか完済後にするかを判断するには、ふたりの収入の状況や奨学金の返済計画などを踏まえて、結婚後の生活費を具体的にシミュレーションしてみる必要があります。 奨学金の返済を含めた日常的な収支に問題はないか、出産・育児、住宅の購入など、ライフイベントごとの支出にも対応できるかなどを検討し、家計のやりくりに問題がないと判断できたら、返済中の結婚も視野に入れるとよいでしょう。 なお、奨学金の借り入れ状況は、住宅ローンやマイカーローンなどの申し込み時には申告する必要があり、借入可能額などに影響します。とくに滞納がある場合はローン審査の上で大きなマイナスとなり、借入が困難になる可能性が高いでしょう。 このような点も考慮して、奨学金の返済計画や結婚のタイミングをよく検討することが大切です。
奨学金返済と家計が両立できそうなら完済前の結婚もアリ
奨学金の返済額や期間は、利用した奨学金の種類や利率などの条件で異なります。大きな貸与額に見えても毎月の返済の負担はそれほど大きな金額ではない場合もあるため、結婚などの判断に迷った場合は、どのような条件で奨学金を借り入れたのかをまず確認しましょう。 その上でお互いの収支や予想される生活費などをシミュレーションし、奨学金を返済しながら家計を回していけるかどうかをよく話し合うことをおすすめします。 出典 独立行政法人 日本学生支援機構 ・奨学金貸与・返還シミュレーション ・平成19年4月以降に奨学生に採用された方の利率 ・繰上返還について ・繰上返還申込み ・減額返還制度の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部