「政府として風評対策を」江藤拓農水大臣が県内訪問、魚市場など視察 福島
テレビユー福島
第2次石破内閣の江藤拓農林水産大臣が、就任後初めて福島県内の漁業者や農業者と意見を交わし、国がしっかりと風評対策を行っていく考えを示しました。 【写真を見る】「政府として風評対策を」江藤拓農水大臣が県内訪問、魚市場など視察 福島 江藤農水大臣は、いわき市の小名浜魚市場で漁業関係者と意見を交わしたあと、いわき市観光物産センターの海が一望できるレストランで食事をとりました。メニューは、メヒカリの唐揚げ、カツオやアジの刺身など常磐ものをふんだんに使った「刺身フライ膳」です。 江藤拓農林水産大臣「うまいね。皆さん方頑張って復興を遂げられて、漁に出られて、こうして全国のお客さんにおいしい魚を提供しているレストランもすばらしい」 江藤大臣は、このあと富岡町の農業生産法人「つくば良農」を訪れました。避難指示が去年解除された復興再生拠点で農業を営み、キャベツやタマネギなどを生産しています。社長の武田泰明さんは、大臣に、いまだに「風評被害」があることを伝えました。 つくば良農・武田泰明社長「消費者の方はもう風評被害はほとんどないと思うが、消費者に販売したり加工品を作っている業者さんの中にはまだ「念のため」という言い方で避ける方がそれなりにまだおられる。風評被害を感じるところがあるという話をした」 江藤農林水産大臣「漁業でも農産物でもそうですが、風評がこれだけの時間がたっても非常にまだ残っている。なかなか農林水産省として具体的な解決策を見出すことは難しいかもしれませんが、政府全体として国民の理解をなんとか求めながらも全く安全なんですから、農産物も水産物についても」 江藤大臣はこのように述べ、風評対策についても国としてしっかり対策をとっていく考えを述べました。
テレビユー福島