パリ五輪で県人個人初「金」日下尚選手に高松市民栄誉賞 各地で交流…讃岐うどんへの思い語る【香川】
パリオリンピックレスリングの金メダリスト日下尚選手の凱旋フィーバーが続いています。9月17日、高松市の市民栄誉賞が日下選手に授与されました。 授与式を前に高松市の香川中部支援学校を訪れた日下尚選手。支援学校は3歳から高校卒業まで指導を受けた恩師の竹下敬さんの勤務先で、約370人の生徒たちと交流しました。 (パリ五輪金メダル 日下尚選手) 「五輪で金色のメダルを取りました。きょうはみんなに会えてうれしいです」 日下選手は8月に行われたパリオリンピックレスリング男子、グレコローマンスタイル77キロ級で優勝。香川県出身の選手として初めて個人種目で金メダルに輝きました。好きな食べ物や、レスリングと相撲の話を聞いた生徒たち、香川が誇るヒーローとの交流に興奮した様子でした。 (生徒) 「筋肉がむきむきでかっこよかった」 「金メダルの輝きがすごかった。日下選手みたいな人になりたいと思った」 (パリ五輪 金メダル 日下尚選手) 「僕にとっても貴重な体験で、喜んでもらえる姿を見て自分も頑張ろうと思うし、みんなでこれからも頑張っていきたいという気持ちになった」 この後、高松市役所を訪問し、市民栄誉賞の授与式に臨んだ日下選手。市の特産庵治石が使われたトロフィーカップなどを大西市長から受け取りました。市民栄誉賞の授与は、東京オリンピックフェンシング団体で金メダルを獲得した宇山賢さんに続いて3人目です。 (高松市 大西秀人市長) 「香川県初のオリンピックで個人種目での金メダルということで歴史的な快挙高松市民としての誇りなので市民栄誉賞にふさわしいということで贈呈した」 (パリ五輪 金メダル 日下尚選手) 「うどんを食べ続けたらコシが強くなった。それだけでレスリングに勝てた。全国のみんなうどん食べたらオリンピック優勝できるぞ!奇しくもスーツの色がうどん色なのでみんなでうどん食べましょう」 日下選手は9月30日にドイツへ出発し、レスリングのリーグ戦「ブンデスリーガ」に参戦する予定です。
岡山放送