日本初のスクランブル交差点は『渋谷』ではなく『熊本』 子飼スクランブル交差点設置から56年で記念碑設置
実は、日本初のスクランブル交差点として知られる、熊本市中央区にある子飼スクランブル交差点が設置されて56年になる。このほど、交差点近くには記念碑が完成し、11月4日に除幕式があった。 【画像】完成当時の子飼スクランブル交差点
日本で初めてのスクランブル交差点
熊本市中央区の子飼商店街入り口近くにある五差路交差点。いまから56年前の1968年に設置された、日本で初めてのスクランブル交差点だ。 子飼商店街近くの地元住民は「前は市電が通っていたんですよね。人通りは今の倍以上。商店街なんて通れなかった」と話す。 その歴史を多くの人に知ってもらうことで地域を盛り上げようと、地元の住民によって記念碑が建てられ、11月4日にはその除幕式が行われた。 式では地元・碩台小学校の児童が合唱を披露。黒髪校区自治協議会の秋山高宏会長がニューヨークの交差点を参考につくられたという歴史を紹介し、「交通量の多いこの交差点では、自転車は押して歩いてほしい」と呼びかけた。 そして、お披露目された記念碑と一緒に関係者が写真撮影をして完成を祝った。
「記念碑を残して知っていただきたい」
碩台小学校の児童は「3年生になって授業で知りました」や「手を上げて、右左をちゃんと見て歩きたいです」と話した。 また、秋山自治会長は「渋谷のおかげで『スクランブル(交差点)』という言葉が有名になってきて、そういえば熊本にもあるよねと。知らない人もいるので、次の世代に伝えるために記念碑を残してみんなに知っていただきたい」と期待を寄せた。 (テレビ熊本)
テレビ熊本