ロッテ主砲が「ソト先生」と呼ばれる理由は? 38歳の荻野、エース小島まで「野球理論が本当にヤバい」「日本語が上手すぎる」“信者”が続々と…
「日本語もうますぎる!」
ロッカーは隣同士。グラウンドだけではなくプライベートでも交流を深め、よく焼肉を食べに行くという。 「“先生”の野球理論は本当にヤバいです。聞いたらなんでも答えてくれるし、必ず答えを持っているんです。オレがよく言われるのは、打つ時にあまり前に流れすぎないように、腰が残るようにしろ、ということ。『ステイバック! 』というワードを使って教えてくれて、それが出来ていなかったら、ソトさんから『ステイバックだよ』と声をかけられる。凄い人だし、人間性も尊敬しています。日本語もうますぎる!」 大下もすっかり心酔している様子だ。 「普通にオフの日もLINEで連絡を取り合います。今度、どこにご飯に行こうかとか。多分、ソトさんと通訳の人よりも連絡を取り合っているかもしれないですね」 基本的には簡単な英語でのやりとりだが、分からない時は通訳アプリを使って、うまくコミュニケーションを続けている。ソトと大下。ともに今シーズンのチームを盛り上げる存在だ。
38歳荻野も“先生”の門下生
チーム最年長、38歳の荻野貴司外野手も“ソト先生”からアドバイスをもらっている選手の一人だ。 「バットの出し方を聞いたのがキッカケですかね。ボクから『先生はどうやってバットを出すイメージですか? 』と聞きました。ジェスチャーを交えながら、色々と教えてもらいました。基本的には自分の考え方、イメージと似ていたので考え方の再確認になりました。ボールの内を叩く。全部、その意識が見えるんですよ。打撃の基本というか、お手本のような存在です」 毎試合、なにか迷いがあるとソトと打撃理論を話し合い、修正を行う。プロ15年目のベテランにとっても大きな存在だ。
開幕投手・小島には打者心理を
その打撃理論は、打者だけでなく投手陣からも頼りにされている。特に2年連続で開幕投手を務めた小島和哉投手は困った時は“ソト先生”にアドバイスを求める。特に参考にしているのは打者心理だという。どんな配球が嫌なのか、どんな状況でのどういうボールが打ちづらいのか。日本球界を代表するソトは的確かつ分かりやすく解説してくれる。 小島が開幕投手を務めた3月29日のファイターズ戦の登板は5回3失点で負け投手になった。試合後には、ソトから打者からの見え方のアドバイスをもらい次回登板に生かした。1週間後の4月5日のバファローズ戦では被安打4の1対0の完封勝利。「“ソト先生”のアドバイスのおかげですよ」と喜んでいた。
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