プレミア12優勝、頼清徳総統が祝福 F16V戦闘機が台湾代表チーム出迎えへ
(台北中央社)野球の国際大会、プレミア12で、台湾が24日夜に行われた決勝で日本を破り、初優勝を決めた。頼清徳(らいせいとく)総統は同日、自身のフェイスブックに祝福のメッセージを投稿し、帰国する代表チームを乗せた旅客機を空軍のF16V戦闘機が上空で出迎えると発表した。 台湾の野球トップチームが国際大会の決勝の舞台に立つのは、1992年バルセロナ五輪以来32年ぶり。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)とオリンピックを含む三大国際大会で初めて頂点に輝いた。 野球ファンとして知られる頼氏は「台湾のヒーローが日本の侍を4-0で完封した。おめでとう」と投稿。監督やコーチ陣、チームスタッフ、応援した人々への感謝もつづり、「全員がチーム台湾の一員で、チャンピオンはみんなのものだ」とした。 選手らは25日夜に北部・桃園市の桃園国際空港に到着する予定。頼氏は戦闘機による歓迎に加え、総統府での面会や優勝パレードを行う計画も明らかにした。 戦闘機は出迎えに際しフレア(火炎弾)を発射して華を添える。顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)は25日の立法院(国会)外交・国防委員会で、戦闘機の出迎えによってこの瞬間を活気づけることは国軍としてしなければならないことだと説明。フレア発射を巡っては軍の資源の無駄遣いなのではないかとの声が上がっていたが、顧氏は、フレアは各戦闘機で使用する共通の消耗品で、年度ごとに補充している上に使用する数量も極めて少ないため、任務には影響しないと強調した。 (葉素萍、游凱翔/編集:田中宏樹)