“悪童”ジョーイ・バートン氏はグリーンウッドの移籍を支持「誰でもチャンスが与えられるべき。彼がいればイングランドは優勝していた」
誰でも間違いを犯す
リーグ・アンのマルセイユは、マンチェスター・ユナイテッドFWメイソン・グリーンウッドの獲得で合意したようだ。同選手はメディカルチェックのためにフランスを訪れている。 [画像]バートン氏がグリーンウッドを激励 しかし、この移籍を快く思わないマルセイユファンも多かった。マルセイユがグリーンウッドを獲得するという報道が出たのち、マルセイユ市長のブノワ・パヤン氏は反対を表明。一部のファンは#GreenwoodNotWelcomeというハッシュタグをSNSで使用し、獲得に反対するキャンペーンを行うという事態となった。理由は2022年の10月に、同選手が強姦未遂、暴行、威圧的行為などの罪でパートナーから起訴され訴訟沙汰になったためだ。現在、訴訟は取り下げられているが、その後ユナイテッドは同選手の練習参加を許さず、昨季はラ・リーガのヘタフェへローン移籍。グリーンウッドの悪いイメージは根強く残り続けたままだ。 しかし、イングランドで“悪童”として知られ、マルセイユでもプレイ経験があるジョーイ・バートン氏は、グリーンウッドにチャンスを与えるべきだと主張している。同氏はXに次のように投稿した。 「素晴らしい契約だ。この少年にはキャリアを続けるチャンスが与えられるべきだ」 「誰でも間違いを犯す。完璧な人間などいない。この少年がチームにいたら、イングランドはEUROで優勝していただろう」 「彼はEUROのチームのどの選手にも劣らない優秀な選手だ。彼の振る舞いと世間の非難は彼のパフォーマンスに大きな影響を与えたが、スペインの平均的なチームに移籍したことで、再び軌道に乗った」 バートン氏も現役時代は暴行、賭博関与など数々の問題行動で知られた人物。「誰でも間違いを犯す」という言葉には、そんなバートン氏だからこその重みも感じられるが、グリーンウッドは新天地で成功することができるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部