神戸、後半46分、無念の〝逆転サヨナラ負け〟/リーグワン
リーグワン1部第1節第1日(21日、静岡15-13神戸、ヤマハ)神戸は危険なプレーによる退場とシンビン(一時退場)で、最後は相手より2人少ない13人になって力尽きた。ロスタイムの後半46分に無念の逆転を許す。レニー・ヘッドコーチは「フラストレーションがたまっている」と厳しい表情を崩すことはなかった。 前半はFWが力強さで上回り、2トライを挙げて10点リードで折り返した。だが、後半は決め手を欠いて突き放せず、逆に23分に1トライを返されて5点差に迫られると、45分に連続攻撃から静岡FLトゥポウに防御網を突き破られ、同点に。最後はFBグリーンにゴールを決められ、〝サヨナラ負け〟した。 日本デビュー戦で攻守にスコットランド代表45キャップの貫禄を示したHOターナーは「辛酸をなめた終わり方になった。精度や規律が足りなかったゆえに後半にゲームが手からこぼれ落ちてしまった」と指摘した。 神戸にとって今季は阪神大震災から30年の特別なシーズンとなる。このまま失速することは許されない。(月僧正弥)