「家族が病気なの…女性に1600万円渡した」「貢いだホストに捨てられ借金2000万」異性との金銭トラブル〈アンケート〉
「頂き女子」や「悪質ホスト」など、相手の恋愛感情を巧みに利用して金銭を巻き上げる手口が問題になっています。そうした男女関係をめぐる恋愛トラブルの実態について、弁護士ドットコムの一般会員を対象にアンケートを実施しました。(実施期間:7月31日~8月7日、有効回答数209人) アンケートでは、回答者の27.3%にあたる57人が「被害の経験がある」と回答しました。その総額が1000万円以上にのぼる人もいます。一方で金銭を受け取った側の立場での回答もありました。 どのような経緯で相手とトラブルになっているのでしょうか。聞いてみました。
●4分の1以上が「異性と金銭トラブルになった」
アンケートの回答者は、男性が62.7%、女性が37.3%でした。 年代別では、50代が33.0%で最多。多かった順に、40代は30.6%、30代は14.4%、60代は12.4%、20代は7.2%、70代以上は2.4%でした。
「異性と金銭をめぐりトラブルに発展したことはあるか」という質問で、「被害の経験がある」と回答した人は27.3%、「被害の経験はない」人は70.3%、「わからない」人は2.4%でした。
●被害経験者「恋人とトラブルになった」57.9%
被害の経験がある人(金銭を相手に渡したことがある人)に、誰が相手か聞きました(複数回答)。 「恋人」が57.9%で最多となりました。次いで「その他」31.6%、「仕事関係」は14.0%、「友人」が10.5%、「趣味のつながり」が3.5%でした。
相手の年代は、20代が35.0%で最多。50代は20.0%、30代は15.0%、40代と60代と70代以上と「わからない」がいずれも10.0%でした。
相手と出会った経緯は、もっとも多かったのが「出会い系サービス(マッチングアプリなど)」の28.1%でした。多い順に「仕事関係」(15.8%)、「自分が利用した店・サービスの従業員」(14.0%)、「その他」(12.3%)、「対面式の婚活サービス(結婚相談所など)」と「知人の紹介」がそれぞれ10.5%、「SNS(フェイスブック、X、インスタグラム、LINEなど)」(5.3%)、「自分が働いていた店・サービスの利用客」(3.5%)でした。