「やっぱり、1着はいい薬」女子オールスター未勝利のショックに沈んだ児玉碧衣が笑顔見せる/ガールズケイリン
佐世保競輪のナイター「第4回ヒラマサカップ(F2)」が22日、初日を開催。7Rのガールズ予選1を走った児玉碧衣(29歳・福岡=108期)に話を聞いた。 前検日には平塚競輪で行われた「女子オールスター競輪」を振り返り意気消沈していたが、いざレースとなれば頼もしく、いつもの児玉らしいシャープなまくりで圧倒的な人気に応えた。レース後は開口一番「やっぱり、1着はいい薬ですね」とすがすがしい表情で喜んだ。 平塚のあとは気分を一新するため、山原さくらや久米詩ら気の置けない友人たちと沖縄旅行へ行き「嫌なことは忘れてきました」とリフレッシュしてきたが、競輪に向き合うとどうしてもオールスターのことが頭をよぎり、心にネガティブな感情が渦巻いてしまう。しかし前検日に、競輪解説者で愛称が今大会の冠杯のタイトルにもなっている平尾昌也氏と雑談した際に、気持ちが上向く助言を得たという。それが「1着はいい薬」だった。 「“1着を取ることで心が楽になるならいいじゃないか”みたいな感じで。それもそうだなって納得したんです。走る前までは悪い方向にしか気持ちがいっていなかったけど(今後も)1着を取れれば、心の回復になるかもしれません」 まさかの未勝利に終わった女子オールスターのショックは計り知れないだろうが、何事もポジティブにとらえることで気丈に立ち直ろうとしている。(netkeirin特派員)