mui LabがSWITCHBOTと業務提携 エネルギー管理市場に参入
mui Lab(ムイラボ、京都市中京区)とSWITCHBOT(スイッチボット、東京都渋谷区)は18日、業務提携に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表した。両社の技術を組み合わせ、エネルギー管理市場に参入し、2025年度中のサービス提供開始を目指す。 【参考写真】市場価格連動の電力プランの契約者を対象に、エネルギー管理サービスの提供を計画している 両社は2日にMOUを締結した。スイッチボットのスマートホームやIoTの技術に、ムイラボのHEMS(家庭用エネルギー管理システム)技術を組み合わせ、家庭向けと事業者向けのサービスをそれぞれ開発する。 家庭向けには、市場価格連動の電力プランの契約者を対象に、エネルギー管理サービスの提供を計画。市場価格との連動を可能にするムイラボのプラットフォームからAPI経由でスイッチボットのスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」に家電制御の指令を出し、電力市場の価格変動に合わせて家電を制御できるようにする。制御できる家電も拡充しながら、節電に役立つ情報や、電力プランの切り替えのレコメンド機能などを追加する予定だ。 エネルギー事業者向けには、需給バランスを調整するDR(デマンド・レスポンス)サービスも提供する。ムイラボは、節電を促す行動変容型DRサービスを既に提供しており、提携を機にスイッチボット ハブ2を通じて赤外線通信の家電を自動制御する機器制御型の提供も目指す。 両サービスの検証後、26年以降に新電力市場への参入も検討していく。
電波新聞社 報道本部