【滋賀県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 圧倒的な長さの花房が連なる藤棚
寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。 【画像】滋賀県 春の絶景・風物詩を一気見! 日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は滋賀県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?
◆三大神社の藤棚
中山道と東海道が交わる要の地・草津市には藤の花で有名な神社が3カ所あり、あわせて「志那三郷の藤」と呼ばれている。 そのなかの一つ、三大神社には樹齢400年を超えるといわれる藤があり、花房が地面に擦れるほどの長さになることから「砂擦りの藤」とも称される。花房は約2メートルになることもあり、そよ風に揺れる様子がとても美しい。 志那三郷の藤に数えられる志那神社と惣社神社も徒歩10分ほどの場所にあるので、一緒に訪れてみてはいかが。 見ごろの時期:4月中旬~5月初旬 三大神社の藤棚(さんだいじんじゃのふじだな) 所在地 滋賀県草津市志那町309
◆旧和中散本舗
栗東市六地蔵は江戸時代には梅木村という地名で、薬屋が軒を連ねる道中薬の名所だった。大⻆家もそのうちの一軒で、徳川家康の腹痛を治した薬として有名な「和中散」を製造販売していたことで知られる。 大⻆家の邸宅「旧和中散本舗」は現在も当時の場所に残されており、年に2回、春と秋に特別公開が行われる。春には国指定名勝の池泉観賞式の庭園にカキツバタやサツキが咲き誇り、計算しつくされた絵画のように美しいのでぜひ一度見てみてほしい。 また特別公開とは別に、この地発祥の「百人一首舞」(日本舞踊)などの体験イベントも開催される。 特別公開 毎年春と秋の年に2回 旧和中散本舗(きゅうわちゅうさんほんぽ) 所在地 滋賀県栗東市六地蔵402
◆近江神宮
近江神宮は、飛鳥時代に大津京を築いた天智天皇を祀る神社。天智天皇が日本で初めて時報を始めたことから、時計に縁のある神社としても知られている。 百人一首を題材にした漫画・映画「ちはやふる」の舞台でもあり、百人一首のメッカとして聖地巡礼に訪れる参拝客も多い。 毎年6月30日には大津京の盛時をしのぶ祭典「饗宴祭」が開催され、稚児による古式神饌の献納が行われる。 饗宴祭 開催日:毎年6月30日 近江神宮(おうみじんぐう) 所在地 滋賀県大津市神宮町1-1