【滋賀県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 圧倒的な長さの花房が連なる藤棚
◆豊郷小学校旧校舎群のツツジ
豊郷小学校は戦前に当時の丸紅専務、古川鉄治郎氏によって寄附された小学校。当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りで、水洗トイレなど最先端設備を完備した「東洋一の小学校」と称された学校だ。 近江八幡市を中心に活動していたウィリアム・M・ヴォーリズ氏によって設計された校舎は、美しい白亜の洋風建築で、まるで羽を広げたシラサギのよう。 2009年には改修工事が完了し、現在は図書館などが入った複合施設となっている。 京都アニメーションの作品「けいおん!」の舞台ではないかとアニメファンの間で話題になり、今でも多くのファンが訪れる人気観光スポットだ。 毎年ゴールデンウィークごろになると中山道沿いや校舎前庭のツツジが満開になり、赤やピンク、白などの花々が白亜の校舎を鮮やかに彩る。 見ごろの時期:5月ごろ 豊郷小学校旧校舎群のツツジ(とよさとしょうがっこうきゅうこうしゃぐんのツツジ) 所在地 滋賀県犬上郡豊郷町石畑518
◆近江米の水田
近江米は、滋賀県(近江国)で生産されるお米のこと。澄んだ空気や水、肥沃な土壌など、自然環境に恵まれた場所で育つため、おいしいと評判だ。 昔から「米どころ」として名を馳せる滋賀県では、各地で多くの水田を目にすることができる。 5月上旬に見られる田植え後の水田は、まるで大きな鏡のよう。水田にくっきりと雲が映り、昔から変わらない美しい風景に出会える。 近江米の水田(おうみまいのすいでん) 所在地 滋賀県東近江市
◆びわ湖疏水船
琵琶湖疏水は明治18(1885)年から約5年の歳月をかけて完成した水路。令和2(2020)年には、日本の近代化を今に伝える遺産として日本遺産に認定された。令和6(2024)年4月より大津港までの延伸便も運航。船で水の旅を楽しむことができる。 疏水沿いは桜やもみじをはじめとした木々が美しく、船から眺める景色は格別。 びわ湖疏水船(びわこそすいせん) 所在地 滋賀県大津市~京都府京都市蹴上