友人から贈られた抱き枕を持ち込んで入寮したヤクルトのモイセエフ

　プロ野球の世界に飛び込むルーキーたちが６日、各地で続々と選手寮に入った。いきなり迷子になってしまう選手がいれば、かわいらしいぬいぐるみに癒やしを求める選手も…。それぞれのやり方で、プロへの第一歩を踏み出した。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 　ヤクルトのドラフト２位モイセエフ・ニキータ外野手（１８＝豊川）が６日、抱き枕を持参して埼玉・戸田市の選手寮に入寮した。 　イケメンルーキーは、可愛らしい犬をモチーフにした１メートルほどの抱き枕を「めっちゃいいです」と愛おしそうに抱きしめた。昨年１１月２９日の１８歳の誕生日に友人から贈られたもの。子供の頃からぬいぐるみを抱いて寝る習慣があったそうで、１８２センチ、８７キロに育った。「これを抱いて寝て元気に起きられるように、と持ってきました。睡眠の質につながればいいかなと思います。睡眠は大事」と１日に７、８時間以上の睡眠時間を確保して厳しい練習を乗り越える構えだ。 　８日から、新人合同自主トレが始まる。「まずは体づくりが大切になってくる。１日も早く１軍に上がって、結果を出せるように頑張っていきたい」。期待の左スラッガーは、安眠を続け大きく成長する。