創立150年を迎えた広島大学 「この地を活性化してほしい」 ともに歩んだ地域の発展を目指す【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島大学は掲げてきた構想の中で、東広島市と協力しています。JR西条駅と大学を結ぶ自動運転バスの実証実験を行うなど、地域の発展を目指しています。 ■広島大学 越智光夫学長 「大学が持っているシーズ、種ですね。行政が持っている行政のシーズをうまく組み合わせながらですね、スマートシティ、カーボンニュートラルの町というのを目指していこうということで、一緒に取り組んでいます。」
さらに、半導体の研究を得意とする広島大学は、東広島市内に工場を持つアメリカ大手の「マイクロン」や国内外の大学と連携。最先端産業を通じて、地元で技術者たちの雇用が期待されています。 ■広島大学 越智光夫学長 「広島大学から新しいイノベーションは生まれてくるんじゃないかと思いますし、町全体で見るとですね、もう熊本市がですね(半導体企業の進出で)大きく様変わりしているんですね。そういう風な活気のある町に、東広島市もなっていくんじゃないかという風に思っています。」
一方で、2023年春には法学部を東広島キャンパスから、広島市の東千田キャンパスに移し、28年ぶりの「都心回帰」となりました。新しくできた建物には、市民も使用できる交流スペースが設けられました。創立150年は、地域とともに歩んだ歴史でもあります。
越智学長に、大学が今後目指す姿について聞きました。 ■広島大学 越智光夫学長 「地域に愛され、世界から選ばれるような大学を目指してやっていきたいという風に思っています。世界に羽ばたいていってほしいんですけれど、また(広島に)帰ってきてですね、卒業生がこの地を活性化してくれるようになったらいいなという風に思います。 広島のために、広島大学は何をできるのかというような視点で、色々考えてはいきたいという風に思っています。」
大学は人材の育成だけではなく、地域の発展を担う重要な役割を果たしています。今後も、広島が誇る広島大学と、その街づくりに注目です。